靴の違いによる靴のニオイ対策と、その発生原因の靴に使われている素材の関係
スポーツシューズの臭い対策
一番多いスポーツ系やスパイク、運動靴については、その殆どが「合成皮革」や「化学繊維」で出来ています。
通気性は良いのですが、一旦汗が染み込むとなかなか乾きづらく、足から出る汗の量も多いため、運動後直ぐに履き替え、リュックやシューズケースにしまい込むので、菌が増殖しやすくなっていると考えられます。
スポーツの後は、素足にも菌が付きやすくなっています。
1日180ml程度の汗を足の裏の汗穴から出ているので、スポーツ中やスポーツ直後の足は、汗が最も多く、菌も一番付きやすい状態です。
足についた菌の中には、白癬菌と言う足の裏の角質層に寄生しカビになって起きる水虫が発生します。
スポーツ後のニオイ対策には、靴の中を良く拭いて、除菌し、足も清潔に保つために別の靴に履き替えたり、足を洗ってから靴下を履いたりする事で、菌の付着を防ぐ対策を行いましょう。
スニーカーの臭い対策
普段から履かれているスニーカーは、「ウレタン」素材がソールに使用されている製品が多くクッション性は良いのですが、クッション性が高い分、その中に汗が溜まりやすく、通気性も悪く、ソールがゴムであることで、暑い日にはコンクリートの熱をスニーカーが直接吸収してしまい、足の裏に熱を伝えます。
熱が伝わることで、足の裏から汗が出て、靴のなかが蒸れて汗が溜まりやすくなります。
ウレタン素材が靴の底側にある分通気性が悪いので、菌が溜まりやすく臭いの発生が強いと考えれらます。
スニーカーの殆んどはコットン素材や合成皮革で作られている場合、適度にスニーカーを洗って、天日干しする対策をおすすめします。
また天日干しする場合、ソールを取り外してソールとスニーカーを別々で天日干しすると良いと思います。
革靴の臭い対策
男性も女性も、革靴はビジネス用に履かれる方が多く、革靴を履く人の特徴として、長時間靴を履く、立って仕事をする、よく歩く方が多く、その分、靴と足の摩擦が発生するため、足の裏から汗が出て、靴全体が蒸れ、革靴の底に汗が染み込んでいます。
天然素材は通気性もそれ程良くなく、ビジネス用はスニーカーに比べよりフィット感が強く空気の抜け道が少ないのが特徴です。
靴の表面は綺麗ですが、「革」に汗が染み込むと、なかなか乾きづらく、靴箱の中では日が入りませんので、他の靴に比べ余計に乾きづらいと言えます。
また、靴箱、下駄箱、シューズケース等は細菌の繁殖には適した環境と言え、菌が付くと直ぐに菌が繁殖してしまいます。
また、革製品の湿気で良く聞かれるのは、カビが発生しやすくなります。
カビも菌の一種です、そのため、カビが発生すると言うのは、部屋の中にも発生する原因菌が存在すると言うのと同じ環境になります。
革靴は、スニーカーやスポーツシューズの様に洗ったり干したりが出来ません。
その為、臭いは出るものと考え、出来る限りニオイが少なくなる対策として、革靴を履く頻度を少なくして出来るだけ汗が溜まらない様にローテーション履きをすれば、靴の劣化も遅くなり、靴も長持ちさせることが出来るでしょう。
ナースシューズの臭い対策
普通の靴は、靴下を履いていますので、足から直接ソールに汗が浸透する事はありません。
しかし、ナースシューズの場合、臭いの発生原因として、殆どの製品が合成皮革で出来ているため、通気性はスポーツシューズより良くありません。
また、看護婦、看護師さん達が履かれているナース用のサンダルのソール素材は、摩擦によって足に熱を持ち、足の裏から汗を流すと、ストッキングを履かれている場合、タイツの目の隙間から汗が直接ナースシューズのソールに浸透します。
ソールの裏にはクッション素材のウレタンが使われていることが多く、ナースシューズにも同様に使用されていると、汗がウレタン素材まで浸透し、合成皮革の表面から汗が抜けにくい状態となり、そこに菌が入り込んで臭いの発生原因になります。
ナースシューズもスニーカーやスポーツシューズと同じく洗う事は出来ませんが、汗の浸透を少しでも和らげるための対策として、脱いだ後はソールをしっかりと拭き取ることや、革靴同様に何足か用意して、ローテーション履きすることをおすすめします。
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他にも様々な靴がありますが、それぞれの素材の特徴を理解してニオイを抑える対策はとても重要です。
また、靴を沢山お持ちの場合、一旦放置するとその一足から菌が他の靴に移り、臭わない靴にも菌が付着し、簡単に臭いが発生する様になってしまいます。
菌が移らない対策として、汗の染みたソールに新聞紙を入れて菌が飛沫しない対策や、タオルを入れて汗を早く吸収できる対策を取ることをおすすめします。